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■福地村の伝説■

●白鶏明神

 
 ある凶作の年、ひとりの女が食物に困り村人に頼んだが、誰も恵むものがいなかった。しかたなくその女は村人を恨みながら、白い鶏を抱いて井戸に投身してしまった。
 この井戸は今も畑の中にあるというが、いくら雨が降っても水が溢れず、また日照りにも減ることがない。 のちに村人はこの女を哀れみ、白鶏神社として祀り霊を慰めたという。(角川)

●権現塚

 
 福田に厳島神社があり、その森の下の田に1つの土盛りがあって、権現塚という。
 昔、福田の権現様(獅子頭のこと)と斗賀の権現様がけんかをした。斗賀の方は片耳をとられたが、福田の方はアゴをとられ倒れてしまったので、ここに葬った。それからというもの福田に権現様はなくなり、また斗賀とは縁組をしなくなったという。(角川)

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