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■佐井村の伝説■
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●鍵懸岩 |
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矢越の崎に、100メートルあまりの2つの巨岩がある。男ガンガケ・女ガンカケと別々に名があるが、総称して鍵懸(願掛)岩という。昔は木の枝をカギ形にして、この岩に投げかけたという。頂上に天狗を祀るお堂があり、大漁や海上安全を祈願し、また海上の船からは目標にもなる。(『青森の伝説』(角川書店)(以下角川)) |
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下北半島左岸は、ポツンポツンと点在する集落を結びながら、切り立った断崖をうねるように国道が走る迫力満点のルートである。かつてはダート国道だったらしい。 そんな津軽半島を臨む海沿いには奇岩が立ち並ぶが、ひときわ大きく目立つのがこの鍵懸岩である。 頂上には海を守る天狗様が祀られているわけであるが、これがなかなかしんどい。急な岩肌を這うように登りながらようやくたどり着くと、なんとはないお堂がただひとつ、ポツ〜ンと建っていたのだった。 ★ ★ ★ |
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●矢越の崎 |
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本村の箭根八幡は、源頼義が康平5年に勧請したという。安倍氏を討伐に来て八幡様の加護を祈ったところ、7日目に大荒れとなり悪鬼があらわれたが、神助によりこれを退治した。このとき頼義が矢を射たところが矢越の崎で、その矢が磯辺の浪にただよって寄せてきたといって、磯矢の地名になったという。(角川) |
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下北半島には、義経伝説もさることながら、頼義・義家伝説も多い。海をひとつ渡って北海道へ行くと義経一色になるようなのだが(ただし僕の調査不足で、あるかもしれないのであしからず)・・・。 ★ ★ ★ |
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●明神様 |
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| 磯谷に、昔大きな深い池があった。いつのころか見知らぬ女がこの池の端にあらわれ、池の水で長い黒髪を洗っては櫛でけずっていた。不審に思った村人がこの女の素性をたずねると、「われは明神である。ここに住みたいので、毎夜姿をあらわしているのだ」と言った。それで村人はお堂を建て、明神様として祀ったという。(角川) | |