みちのく怪道風まかせ トップページ青森の伝説>中弘南黒>南津軽郡


■平賀町の伝説■

●夜光石

 
 平賀町切明の川に黒い石が埋まり、水面に現れると夜に恐ろしい光を発して四方を照らすという。 村人はこの夜光石を神聖視し、もしこの石に山から切り出した流し木が流れ当たると、大水が出て山の薪材はみな流出してしまうといって戒めた。それでいつもこの石に、たくさんの柴を刈り掛けておおっておいたが、どんなに水が出ても、この柴だけは流れることがなかったという。
(『青森の伝説』(角川書店)より(以下角川))

●四十巻馬沢

 
 切明の先、温川の山手に四十巻場沢というところがある。この沢に石名坂(黒石市)の村人たちが木を切って四十巻も積んでおいた。ところが大蛇があらわれて、その木の上に這い上がったきり、何日たっても動かない。そこで木とともに焼き殺そうと火をかけた。 大蛇は苦しみながら焼死したが、それ以来石名坂の村人がこの沢で切った木は、必ず水のために流されてしまうといわれた。 (角川)


戻る