烏帽子小屋の墓所近辺で、昔は時々おぼ抱き幽霊か出て、赤子を抱かせられたものだという。「ほんとのお化けおぼ子ならよいが、魔物がついている場合もあるから、おぼ子頼まれたら背中を抱け。ノドに魔物か飛びかからないように」といわれている。
それで、死産の女の産子抱きが墓地から外へと出ないように、烏帽子では葬送を終わるとすぐに墓所の橘を外しておいた。
ところが今は、コンクリート橋となったので、常に厳重なクサリを掛けておく。そして、幼な子の哀れなみ魂を慰めていただくために「おぽだき地蔵」かまつられている。
参考 『猪苗代町史』