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八館八森七つ石
 

 河内の日室から熊越に通じる山道にベコ石がある。昔、ご祝儀のとき、花嫁の荷物を牛につけてここまで来たら、牛は座り込んでどうしても動かず、ついに石になってしまったという。それからは、ご祝儀はここを通らないことにしている。

 この他にも、河内には昔から八館(はったて)八森(やもり)七つ石があると言い伝えられている。
  八館は中世に豪族が住んでいた館で、北より栗生館・高館・本郷館・北古館・中古館・南古館・曲師(まごし)館・原前館であり、八森というのは、つるが森・亀が森・丸森・おいの森・かぜが森・石の森(ひとつ未詳)である。

 また石についてはベコ石の他、
  ・見分け石(ここに立つと河内が一望に見渡せることから)
  ・たて石(大きな石が立っていることから)
  ・わらぶち石(八幡太郎がわらじを作るのにわらを打ったことから)
  ・からす石
  ・人形石(人が烏帽子をかぶったようであるから)
  ・ビツ石(御霊櫃峠の石)
がある。

参考 『郡山の伝説』(郡山市教育委員会)

   
   「はったてやもりななついし」。ゴロも良いことから口伝であったのでしょう。中身については人によって多少の異同もあるそうですが、僕が話を聞いた古老の口からも、この「はったてやもりななついし」がすぐに出てきました。
  このうちベコ石について案内をいただいたのですが、今では車も通れる広い道の片隅に草にかこわれてありました。言われなければ伝説のある石などとは露も思わない石です。きっと花嫁も知らず知らずのうちに通ってるに違いない・・・(?)

 ビツ石については別項にて紹介することにします。なお、それ以外の石については探していません。

 

牛石。

こちらは御霊櫃峠のビツ石。
   
  mapion
郡山市逢瀬町河内。ちょうどマピオンのこのあたり。熊越に向う広くて新しい道と、日室集落からその道へ出る古い道が合流するところが少し広くなっていて、その真ん中に上の写真のように石がある。

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