白岩館は風神館ともいわれる。田村氏四十八館のひとつで、久賀肥前守の居城であったが、一夜にして落城したという。 現在は御嶽神社が祀られ、北西一帯に安山岩の露出した断崖があり、風穴という穴がある。秋から初冬にかけてこの下を通ると、穴の中から風が吹き出し、落城した当時の人々の悲しみの叫び声が聞こえてくるという。 この穴は城の逃げ道だったとも伝えられ、特に夜間の通行は嫌がられたという。
参考 『郡山の伝説』(郡山市教育委員会)
他にはなかなか例を見ない伝説だと思います。白岩館は今でもうっそうと木々が繁り、その中を歩くと確かになにやら物寂しい雰囲気です。今でも音は聞こえるのでしょうか。(07-07-01)