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左下り観音堂
 

 第二中学校のあった裏山にある左下り(さくだり)観音は天長7年、徳一大師建立によるものである。

 この建物の中に高さ3寸ほどの柱があり、これを見つけた人は開運があるといわれる。本尊は俗に無頸観音と呼ばれ、伝説によると延長のころ越後の人がそしりを受けて逃げこの観音堂に身をひそめて観音のお力を信じていたが、とうとう追手につかまり傍の岩の上で首を切られてしまったのである。その首を新潟に持ち帰り主人に見せたところ、なんと観音様の石首であったという。人々はみな観音様のお力を信じかの地にお堂をつくり、水月道場と名づけ首を安置した。

 今新潟県に頸城郡とあるのはそのとき名づけられたといい、また左下り観音堂のそばの首を切られた岩を首切岩と呼んでいる。

参考 『会津本郷町史』

   
 

 これはすごい。切り立った岸壁に木造の巨大な観音堂。京都清水寺や平泉達谷窟を思わせるような3階層の建物になっており、上から階段をグルグルと下りていくという形になっているのである。特に観光客はいなかったのだが、これは隠れた名所だ。

 そして、高さ3寸の柱、首切り岩。気になるところではあるが、現在でも見ることができるのだろうか。・・・というのも、実はこの観音堂へ登ったのは良かったのだがスズメバチがブンブン飛んでいて歩き回るどころではなく、オロオロしているうちにカメラの電池が切れてしまったのである(^^;また機会があれば行こうと思うのだが。

 なにはともあれ、伝説は関係なしに一見の価値のある建物なので、是非行かれることをオススメする。

 

左下り観音堂。


観音堂からの眺め。

   
  mapion
大沼郡会津美里町大石。本郷の市街地からずうっと南東へ下り、大門というところに観音堂がある。お堂は山の中にあるが、道は悪いものの車で登っていくことが出来る。

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