相馬市山上に日影淵というところがある。
昔、草野宗閑という者がこの深淵に来てみると、何か怪しい気配がする。石を投げると変事が起こると聞き、早速石を投げてみると、たちまち青光が水面に浮かんだ。 宗閑は刀を抜くが早いか淵底に入った。やや久しくして血が浮いたので人々が驚き恐れていると、宗閑が大蝦蟇を刀に貫いて出てきたという。
参考 『相馬市史』
相馬市を流れる宇田川にある淵の伝説。蟹といい鰻といい蝦蟇といい、この川にはどれだけマモノが棲んでいるというのだろうか(^^;
日影淵のところには、現在日影橋という橋がかかっており、場所が特定しやすくて良い。現在でもなかなかの淵を形成しており、大蝦蟇とまではいかなくても、カエルの1匹くらいは見られそうである。