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■チャランケ岩■

 昔この海岸に鯨が漂着したことがあった。そこはちょうど虻田と有珠の境界であったので、先に見つけた虻田アイヌはそれを自分達のものにしようとした。それを見つけた有珠アイヌは、漂着した場所が間違いなく自分達の領域だから、自分達のものであると主張した。

 お互い1歩も引かず、チャランケ(談判)となった。
 3日3晩チャランケが続いた結果、ついに有珠方の主張が勝って、鯨は有珠アイヌのものとなったが、勝敗がついた瞬間、チャランケした2人の酋長は神の怒りにふれ、ついに石になってしまった。

 2つの石の一方、勝ち誇っているのが有珠の酋長で、首をすぼめているのが虻田の酋長であるという。

参考 『北海道伝説集〜アイヌ編』(更科源蔵)
    『北海道の伝説』(角川書店)


 有珠山といえば近年の噴火が記憶に生々しいところであるが、有珠も虻田もその有珠山の麓にある集落である。この両集落のアイヌは仲が良くなかったらしく、この他にも仲違いの伝説がある。

 チャランケ岩を探してあちこち聞きまわったのだが、人に聞いてみると誰もがその存在を知っている。看板もあると言うので、簡単だと思って探すのだが、これがなかなか見つからない。
 どうしたことだと思ったら、チャランケ岩は背丈ほどの草がぼうぼうに生えた草原の中に、半分以上隠れていたのだった。看板もほとんど隠れて読むことすら困難である。もう少し整備した方がいいんじゃないだろうか・・・(^^;


草に隠れたチャランケ岩。
どれがそうなのかすらわからない。

どうでもいいが、まわりの草。

★関連伝説地★
★アクセス★

●石変化

セタカムイ岩(古平町)
稚児岩(福島県相馬市)

伊達市と虻田町のちょうど境、善光寺のあたりに、国道からはずれて海岸線を走る道がある。その漁港のところに岩はあったのだが、詳しくは説明しずらい・・・。地元の人は知っているので、聞くべし。


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