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■デンデラ野

 山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺及び火渡、青笹の字中沢並びに土淵村の字土淵に、ともにダンノハナという地名があり、その近くには必ずこれと相対して「蓮台野(デンデラノ)」という地がある。

 昔は60を越えた老人はすべてこのデンデラ野へ追いやる習慣があった。老人はそのまま死んでしまうこともできないので、日中は里へ下って農作業をしていたという。
 そのために、今でも山口土淵あたりで朝畑に出ることを「ハカダチ」といい、夕方畑から帰ることを「ハカアガリ」というのだという。


参考 『遠野物語』より


◆またたびの独り言◆

 遠野における「姥捨て山」伝説。姥捨て山というのは、普通はそう簡単には行けないような山の中にあるものだが、ここのデンデラ野はそんなに人里はなれた場所というわけではなく、ちょっとした丘の上といった印象である。まあ、昔はもうちょっと生きずらい場所だったかもしれないのだが。

 現在、デンデラ野は荒涼とした野原で、昼間訪れる分には特にどうということもない。ただ、岩手のGOさんいわく、現在はいわゆる怪奇スポットとして有名なのだという。悪路王さんやくげさんたちと夕方にも訪れてみたが、確かに昼間とは比べ物にならないほど無気味である。くげさんなどは「遠くに見える光が近づいてきているような…」などと怖いことを言っていた(僕にもそう見えたんだけど^^;)。
 まあ、とにかくそんな場所である。


デンデラ野の風景。

近くの橋にはこんなレリーフが。

★関連伝説地★

特になし

★アクセス★


遠野市土淵町山口。市の観光マップなどにも載っている。


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