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蛙鳴かずの池  
 

 本堂南側にある池である。

 昔、柳徳寺に高徳の僧がいた。ある春の夜、五月雨の降る中僧の高徳を頼って法話を聞きに近郷の人々が集まっていたが、池のかえるがけたたましく鳴いて法話が聞き取れないほどであった。
そこで和尚が座を立って池に向かい「汝蛙類吾が話を聞け、然らば汝等も又仏果を得ん」と一喝すると、それからかえるは全く鳴かなくなったという。

 一説には庭園を造るとき、庭師が蛙鳴き止めの秘法として1つの石を埋めたので蛙鳴きがなくなったという。


参考 『若柳町史』

   
 

 和尚さんの徳の高さを示す伝説であるが、町史では「陽があたらないところにあったので蛙が棲むのに適さなかったのだろう」と科学的に分析されている。
 この池はなくなってしまったようであるが、現在は別の池があり、色々な石や木が並べられ庭園のようになっている。今も蛙が棲まないのかどうかはわからないが、これだと蛙も居心地がいいのではないだろうか。

 ところで、柳徳寺山門の脇には葬頭河(そうずか)婆さん(脱衣婆)のお堂があり、像が祀られている。なかなかリアルな造型なので、こちらも是非見学していこう。

 


柳徳寺。


こちらは葬頭河(そうずか)婆さん。


本堂南にある現在の池。


 

   
  mapion
栗原郡若柳町川南南大通。柳徳寺を探すのはわけない。
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