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上人様 
 

 南宮に1坪ほどの土盛があり、「上人様」と呼ばれる不動尊像があって□和三丙戌年の紀年がある。干支より明和3年と推定される(『多賀城町誌』では天和癸亥年としている)。

 昔この地に士分の某家があってその屋敷は人の通行が禁じられていたが、上人様が無断でその屋敷を通ったので不埒であると捕らえられた。上人様は不動尊を背負っていると言ったが聞き入れられず殺され、葬ったところがこの塚であるという。

 この周りの田は不浄を入れることが禁じられていたが昭和28年に平にされ、碑は近くの庚申塔などと一緒になっている。

参考 『多賀城市史』

   
   『多賀城市史』に写真が載っているのだが、そこには田圃の中にポツンと庚申塔などの碑が並んでいる様子が写されている。ところが、それを頼りに行ってみたら大間違い。周りの田畑はすべて住宅で埋まり、碑群は家と家の間の猫の額ほどの土地に建っているという状態だった。時の流れの激しさにビックリ。しかし、取り除かれずにそのまま残っていたので良かった良かった。
 

上人様の像。
   
  mapion
多賀城市南宮。字庚申の県道沿い北側の家と家の間に小さな鳥居がある。それが碑群への入口で、上人様の不動尊像は、碑群に向かって左側にある。
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