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縛地蔵 
 

 南宮の慈雲寺に「縛地蔵」と呼ばれる地蔵があり、子供の夜泣きを直してくれる地蔵で願うときは藁で地蔵を縛り、礼参りに藁を解き赤い頭巾や腹掛けを供える。

 この地蔵はかつて西方の一里塚の近くにあったが、そのころ天候が悪い年があり、ある百姓が今年も不作になるだろうと嘆いていると、それを聞いた地蔵が

  泣くな騒ぐな秋まで待てよ、百に三升の米食せる

と歌を詠んだ。やがて天候が回復してその年は豊作になったという。

参考 『多賀城市史』

   
   慈雲寺の山門をくぐるとすぐ両側にお地蔵様がお出迎えしてくれる。縛り地蔵は本堂に向かって右側、やや小さい方の地蔵である。
 縛られる神仏は仙台にもあり、現在も細々と続いているが、こちらではもうそのような光景は見られなくなったという。興味があったら、やってみてはどうだろうか。
 

縛り地蔵。
   
  mapion
多賀城市南宮。県道南側に慈雲寺があって、その入口両側に地蔵がある。縛り地蔵は、本堂向かって右側(西側)のお地蔵様である。
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