トップページ宮城の伝説大崎>各伝説    <凡例
 
河童いろいろ   
 

■その1

 昔、ある殿様の屋敷に夜な夜な河童が現れ、トイレに入った姫様にいたずらをしていた。
そこで女装した若侍がトイレに入り、まんまと現れた河童の腕を切り落とした。河童は泣く泣く侍に謝り、腕を返してもらい、交換条件として霊薬の河童膏を贈った。また、河童の腕はその薬を塗るとぴたりとくっつき、元通りになった。
若侍はその膏薬のおかげで、輝かしい武功をたてたという。「この膏薬は、切り落とされた腕などにも効果はもちろんあるが、逃げ出した女房や、想う人に塗れば、ばっちり粘って離れない。しかし、みだりに用いれば、おかっぱさまの罰があたること必至だ」ということであった。

■その2

 あるとき、農夫が馬を木につないで草刈をしていると、河童が馬の尻にくっついていたので捕らえて縛りつけ、鎌を鼻先につきつけた。河童は泣く泣く助けを請うので、今後悪さをしないという約束をさせて放してやった。
その後、農夫の家で振る舞いで椀が足りないときに、不足の分だけ前夜に軒下に置いてあり、振る舞いが終わって元のところに置いておくと無くなっている。
ある時、椀のフタをなくしてしまったのでフタの無いまま軒下に置いておいたら、以後持ってくることは無くなった。河童はよその家から借りて持ってきていたのに、フタを無くしてしまって先方に申し訳ないと思ったのであろうということであった。
河童はいたずら者ながらも恩のわかるやつだということで、祠をたててやったのだという。

参考 『宮城県史』『色麻町史』

   
   色麻町に伝わる河童の話をふたつ。どちらもポピュラーな話である。

 さて、色麻町は河童の町として町づくりをすすめており、町のいろんなところで河童を見ることができる。
 まず、磯良神社(おかっぱ様)の裏手にも続いている河童川に架かるかっぱばし。見に行った日は大雪の後で、神社付近は雪に埋もれており、河童川も水の流れはほとんど確認できなかったが、かっぱばしからは川を確認することができた。雪をかぶった河童像がなんとも寒そうである。河童って、冬は冬眠でもするんだろうか?山に入るのもいたっけか?
 次に、農業伝習館という施設の前にあるファミリー(?)の河童像。こちらも雪の中にうもれてしまっていて、さらに寒そ〜!満面の笑顔がなんとも哀愁を漂わせていた…。
 最後に、町役場前にもしっかりと河童像がある。「マスコットのかっぺい君」だそうだ。えらそうなのが気になるが・・・(笑)。

 と、このように色麻町はかっぱの町として町おこしをしていて、かっぱグッズなどもあり、歩いているだけで楽しい。ぜひとも訪れてみることをお薦めする。
 


かっぱばしの像。おしゃれな帽子?


農業伝習館のところの親子像。


河童川。


役場前のカッペイ君。

   
 

mapion 【Google Maps】
こちらは色麻町四竃の農業伝承館。この周辺が観光スポットになっている。

mapion
色麻町一の関のかっぱばし。国道を走っていれば河童像が見えるのでわかる。

mapion
役場はさすがに行けばわかる。

 トップページ宮城の伝説大崎>各伝説    凡例