延寿院境内の浄圓房というお堂におられる「浄圓房大権現」は、一人の行人を祀ったものである。 浄円は東照宮の別当にいた下級僧侶で、羽黒の行人となり、韋駄天もただならぬ走力を得、麦飯を釜にかけてそれが炊き上がらないうちに出羽の羽黒山へ往復したりしたという。師が臨終に好物の最上の豆腐を食いたいといったので、即座に最上まで行って豆腐を持ってきて喜ばせたとも伝えられる。 お堂には、草鞋がたくさん奉納してある。 参考 『仙台市史』