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ゴトハカさん  
 

 伊達正宗の愛馬に五島という駿馬があった。

 大阪夏の陣に出陣するとき、五島は老齢になっていたので、出陣の前日、正宗は五島の鼻面をなでて、「この度の合戦は長旅になるが、その方も老いて難儀であろうから、留守を申し付ける」といって聞かせた。その後、五島は生きてお役にたてぬなら死んだ方がましだとでも思ったのであろうか、仙台城を駆け出して崖から落ちて死んでしまった。

知らせを聞いた正宗は、畜生ながら神妙なやつと哀れみ、五島を葬らせ、墓もたててやった。

それ以来いつとはなしに、この墓はゴトハカさんと呼ばれ、子供の病気に効くということで祈願をかけるものが多かったという。

参考 『仙台市史』

   
   政宗の愛馬を神として祀った話。「五島」をなんと読むか最初わからなかったが、「ゴトハカ」はおそらく「五島の墓」ということであろうから、「ゴトウ」と読むのであろう。現在、ゴトハカさんは馬上蠣崎神社という神社になっており、車通りの多い通り沿いに、ひっそりと建っている。

 さて、この神社には、実は妖怪好きにとってはもうひとつの目玉がある。それは、役行者の石像。ちゃんと前鬼、後鬼の像まである。なんでこんなとこにあるの?と疑問に思うが、実はこの土地、かつては良覚院というお寺の境内で、そのお寺が修験道系だったんだそうだ。ちゃんと隣りには「良覚院丁庭園」なるものもある。お寺はなくなってしまったが、この像だけが残されたらしい。ふむふむ。
 

ゴトハカさん。

役行者、前鬼、後鬼の像。
   
  mapion 【Google Maps】
青葉区片平1丁目。片平の消防署の向かいだ。
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