昔、この辺りに住んでいた侍が猫を飼っていたのだが、妻が用便に行くたびに裾に絡み付いて離れなかったので、侍は猫の首を一刀のもとにたたき切った。 猫の首はそのまま便所の天井へ飛んでいったので、見てみると天井裏に大蛇が潜んでいて、猫の首はその咽喉にくいついていた。 猫が妻の裾に絡み付いていたのは妻の命を救うためだったことがわかり、侍はその猫を葬った。それが猫塚だという。また近くに大蛇を埋めたという塚もあったが、今はない。 参考 『仙台市史』『陸前の伝説』(第一法規)