この銀杏は塚の上に立っているが、塚は聖武天皇の御乳人また光明皇后の御伯母であり陸奥国分寺に下ってきていた紅白尼の墓だと言い伝えられている。
尼が御年八十で亡くなるとき、「墓じるしに銀杏を植えてほしい。乳の出ない女のために乳の出るようにしてやりたい」と遺言した。その後この雌株の銀杏からは無数の乳房がたれたという。
樹下に姥神を祀ってあって、乳の出るように願を掛ける人々が奉納するおびただしい数の絵馬がかかっている。
参考 『仙台市史』