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栽松院の猫塚
 

 昔、川内追廻に住んでいた馬乗役の草刈昌之丞という侍が飼っていた猫が隣屋敷の片倉小十郎の鶏を再度にわたって取って食ったので怒りを買い、ある日塀の上で日向ぼっこをしているところを鉄砲で撃ち殺された。
 昌之丞は相手が家老なので抗議もできず、愛猫のために建ててやったものが猫塚であるという。

 昔は歴代の住持が片倉家に遠慮して、猫塚の由来を問われても答えないならわしであったという。

参考 『仙台市史』

   
 

 片倉小十郎といえば家老も家老、伊達家家臣団の筆頭である。畏れ多くもその飼っている鶏を食べてしまったんだから、この猫も困ったことをしでかしてくれたものだ・・・。とは言え、片倉小十郎の意外なセコさ(?)も垣間見える話であるが。だから由来が口外禁止だったわけだな。フムフム。

 栽松院にあるこの猫塚、碑に猫の姿が刻まれているのが面白い。その刻印が薄いため(年月を経て薄くなったか)、写真にはうまく写らなかったのがザンネンだが、向って左の比較的新しい小さな塚に刻まれている猫がなんとか判別できるくらいに撮影できた。みなさまにおかれましては、こちらを堪能くださいませ。
 そしてそして、真ん中の猫はぜひとも現地でご確認くださいませ。

 

猫塚の様子。

これは向って左の塚の猫。
   
  mapion 【Google Maps】
若林区連坊1丁目。仙台二女に隣接して栽松院というお寺があり、その境内にある。
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