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袈裟掛け地蔵  
 

 むかし、龍雲寺前の街道に夜な夜な化け入道が出て通行人を脅していた。

 その話を聞いた梁川庄八(三尺左五平とも)が、ある夜その寺の門前で入道を待ち構えていると、冷たい風とともに、果たして雲をつくような大入道が現れた。剣の名人であった庄八は、その入道の左肩から袈裟掛けに切り落とすと、入道の姿は消えた。

 次の日見てみると、墓地に立っていた地蔵が見事に袈裟掛けに切られており、それ以降入道は現れなくなったという。

参考 『宮城県史』『宮城の伝説』(日本標準)

   
   竜雲寺境内にある袈裟掛け地蔵。いろいろなところで語られる類型的な伝説だが、、ものの見事に地蔵が斜めに切られていた。これを切る剣って、いったいどんな剣なんだろうか…。斬鉄剣?
 でも、この話をあえて作り話だと割り切るとしたら、この地蔵はどうしてこんな風になっちゃったんだろうか。地震か?それとも誰かのイタズラか?まさか風化ではあるまいなぁ。明治維新時の廃仏毀釈で壊されたという可能性も高い。ただ、話は明治以前のような気もするが。
 

袈裟掛地蔵。
   
  mapion
川崎町小野。田園の中にお寺がある。
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