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大姥石・小姥石  
 

 昔、村の若者が草刈に行き、藤の花に見とれているうちに鎌を水中に落とした。覗いてみると、鎌は大石のそばの水底に見えるので、飛び込んだのだが、若者はそのまま帰らなかった。
 月日が経つこと数百年、あるときこの若者の家に一人の老人が現れて今までの出来事を語ったのだが、それは、大石の奥にあった細道から水宮玉楼に行き、乙姫ならぬ美女と夢のような生活をしてきたと話したという。

参考 『丸森町史』

   
   「藤の花に見とれているうちに…」などと、なんとものほほんとしたヤツだが、浦島系のお話である。「大石の奥」という表現は、一体どういう意味なんだろうか?
 町史によると、この石は「阿武隈川に架かる丸森橋の橋脚のところにある」と書かれているのだが、実際行ってみると、橋のそばに小さな神社が建っており、その境内にその石があった。昭和の始めに橋を架け替えるときに、ここに移されたのだそうだ。
 

姥石。手前の石のことか?
   
  mapion 【Google Maps】
丸森町舘矢間舘山。丸森橋の北岸に、小さな神社があり、そこに石がある。
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