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大人脚橋
 

 むかし、大舘山のふもとに、大きな男が住んでいた。
 ある日、男が山を歩いていると、怪物に出会った。そして、追いかけられたり、追いかけたりしているうちに、どういうわけか男の手足がどんどん伸びて、とうとう怪物に勝ってしまった。

 ところが、手足があまりに伸びて近くで手足が洗えなくなり、どこまで長くなったのかと思って足を大舘山のふもとから伸ばしてみたら、下鹿野東(高舘吉田)まで伸びたので、そこで足を洗ったのだという。
 それで、そばに架けてあった土橋を「大人脚橋」と呼ぶようになったのだという。地域の人は、「おした橋」と呼んでいる。

参考 『なとりむかしばなし』(名取市観光協会)

   
   怪物とおっかけっこをしている間に手長足長になってしまった…というのは、なにやら謎めいた話。どういう意味がこめられているのだろうか。
 車通りの多い県道からちょっとはずれた、一面田園風景の中に、その橋はぽつんとあった。注意しなければ橋であることさえ見逃してしまいそうな小さな橋である。

 ただし、橋には名前などが書いておらず、完全にこれが「おした橋」であるとは言い切れないのだが、資料に書いてある記述(小学校の北500メートル)から推測した。情報求む。
 

おした橋と思われる橋。

周辺の風景。
   
  mapion
名取市高舘熊野堂。
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