妖怪はどこから生まれるの?

 

   
 

 夏美さんからのしつもんだよ。

 妖怪はどこから生まれるのか。なるほど、なかなかおもしろいしつもんだね。

 
     

 
 

 妖怪の中には、そのたんじょうがはっきりわかっているものもいる。

 しゅてんどうじいばらきどうじなどは、生まれた場所や、こどものころどんなようすだったか、そして、なぜ悪い妖怪になってしまったのかなどが、くわしいきろくとしてのこっている。どちらも、さいしょは人間のこどもとして生まれているんだ。

 また、ねこまたなどは、もともとはふつうのネコだったのが、としをとって妖怪ねこまたになる。ふつうのネコからねこまたになるしゅんかんが、ねこまたのたんじょうということになるね。

 

     

   
 

 だが、その他の多くの妖怪はといえば、そのたんじょうについてはくわしくわかっていない。それらの妖怪は、はたしてどこから生まれたのだろうか?

 ぼくの考え。それは、「妖怪は闇(やみ)から生まれる」というものだ。それも、人間が闇の中で「こわいな」、と思ったそのとき、そのしゅんかんに妖怪はこの世に生まれる。そして、闇がきえると同時に死んでしまうのだ。

 
     

 
 

 闇から生まれるときくとフシギに思うかもしれないが、妖怪はそもそも人間とはまったくちがう世界のそんざい。いじげんの存在なんだ。

 闇がきえるとすぐに死んでしまい、闇ができると再び生まれるということをくりかえすから、ほとんどの妖怪はとしをとることもない。

 ただ、さいきんは夜になってもライトがいっぱいついていて、なかなか闇というのは少ないよね。だから、生まれる妖怪もうんとへっているそうだよ。
 ボクとしては、こまったものだなァ。

 

     

 

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