さるがみ(猿神)


 
 

 とある村に、おぼうさんがとおりかかった。すると、村の人たちのようすがなんだか暗い。りゆうを聞くと、村の神社にさるがみさまがすんでいて、毎年決まった日にイケニエを出さなければならない。その日が、もうすぐ来るのだという。

 これを聞いたおぼうさんは、「神さまがイケニエをほしがるのは、おかしいのではないか。少し待っていてくれ」と言うと、何日かたって、いっぴきの犬をつれてきた。

 いよいよイケニエをさずける日、村のむすめがイケニエとして神社へ行くと、おそろしいうなりごえがして、さるがみがあらわれた。いよいよ、むすめを食べようとしたそのとき、おぼうさんのつれてきた犬がとびだして、さるがみにくらいついた。そしてさるがみが弱っているところへ、おぼうさんがねんぶつをとなえてこらしめ、村にへいわがもどったのだという。

 ・・・これは、日本各地に伝わる「猿神退治(さるがみたいじ)伝説」というものである。さるがみは人間を食べてしまうというおそろしい妖怪であるが、その名のとおり、神さまの1人でもある。妖怪と神さまというのは、とても近いそんざいなのである。

<リクエストけいじばんより>
着物などをうばっていく。
・妖気を持ったサルである。
・山のサルのおやぶんで、町をおそいます(バッタ)

<妖怪情報より>
・全国各地にこのお話はありますが、猿神を退治した犬としては、「信州(今の長野県)駒ヶ根の光前寺の霊犬早太郎」と「近江(今の滋賀県)の国の長浜の竹箆太郎(しっぺい太郎)」の二頭が特に有名。(高層マンション一戸建)


リキ作

 
 

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