| かたわぐるま(片輪車) |

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今の滋賀県にあらわれたという、こどもをさらうおそろしい妖怪。 毎日夜になると、炎につつまれた車にのった女の妖怪かたわぐるまがあらわれた。見るだけでもタタリがあるというので人々はかくれていたのだが、ある女がきょうみ半分でこっそり外をのぞいてしまった。 すると、かたわぐるまは、「わたしを見るよりも自分のこどもを見なさい」と女にむかって言った。 女があわててふりかえると、自分のこどもはもういなかったのだという。「するな」と言われていることは、するものではないということである。 ところで、このかたわぐるまは、実はあの輪入道と同じ妖怪である。男バージョンが輪入道で、女バージョンがかたわぐるまというワケだ。 ※イラストは、キアさんの作品をさんこうにしました。 <妖怪情報より> ・たしか片輪車って涙もろいんじゃ・・・ (塚ポン) ・妖怪図鑑に載っている話の続きを、怖い話の本で読んだことがあるので投稿したいと思います。 かたわぐるまに赤ん坊を奪われたその女性は、あるときこんな張り紙を家の外壁に張っておきました。 「悪いのは私です。子どもには何の罪もありません。私はどんな呪いも受けますから、子どもだけは返してください」 その晩、そこにかたわぐるまが通りかかり、その張り紙を読みました。それを読んだ相手は、心を打たれ、涙を流しながら言いました。「なんと心のやさしい母親でしょう…。今度だけは子ども を返してあげましょう」 こうして、その女性は子どもを返してもらいました。その日を境に、かたわぐるまは出なくなったそうです。(天上火昇竜) ・子供をさらわれた女が「罪科は我にこそあれ子車のやるかたわかぬ子をばかくしそ」と歌を詠んで家の戸口に貼っておくと、その日の晩に子供は返された。(竹夜) ・夜な夜な村を俳諧する片輪車を見ると赤子を連れて行かれる。 ・火に包まれた車輪が一つの荷馬車に乗った赤子を抱いた女性
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