ふくろむじな(袋貉)


(尺取作)


 
 

 「穴のムジナの値をする」ということわざがある。
 今で言うところの「とらぬタヌキのかわざんよう」と同じようなことで、「まだつかまえていないえもののことをあれこれ考えても、けっきょくムダだ」といういみである。

 ふくろをかついだふくろむじなは、そのふくろの中に何が入っているのだろうか。人間へのプレゼントだろうか、それとも、ぎゃくに食べるためにつかまえた人間だろうか。

 あれこれ考えてもけっきょくムダ。ふくろむじなは、ふくろを見てワクワクする人間をからかっているのかもしれない。

 
 

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