ごとくねこ(五徳猫)


(尺取作)


 
 

 信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)という人は、あの『平家物語』をつくったと言われる人物であるが、「七徳の舞」という大事な舞のうち、2つを忘れてしまったために、「五徳の冠者」と人々からからかわれたという。

 ごとくねこはごとく(やかんをのせる台)から生まれたつくも神であるが、もしかしたら大事なきおくを忘れさせてしまうような悪さをするのかもしれない。

<妖怪情報より>
・昔、秋田のあたりにとても猫好きな人がいて近所で葬 式があると死人の気を猫に吸わせていた。
  ある日、その人が芝居を見に出かけ、残された妻が「自分も芝居に行きたい」と言うと猫が「あんなこと俺がもっと上手くやってやろう」と言って芝居の真似をした。
  数日後その人の外出中に若い武士がやって来て「私は猫だ。」と言ったが妻は芝居のお礼にと猫と契った。 やがて妻の浮気話がまわりに聞こえ始め、妻は猫に「もう会わぬ」と言った。翌日、妻は猫に首を噛み切 られて死んだという。(レンキ)
・サムライに化けて人妻との間に子どもをつくったが、 子どもはバケモノだったので、すぐに殺された。(ベルゼブブ)
・五徳猫は猫好きの人が飼っていた猫が化けた妖怪らし い。 時には人を食う時もあるとか・・・(αΩ)

 
 

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