あだちがはらのおにばば
(安達ヶ原の鬼婆)


 
 

 あだちがはらのオニババといえば、福島県の二本松市に伝説がのこっている、昔から有名な妖怪だ。

 自分のむすめをころしてしまったことから鬼になってしまい、たずねてくる人をおそっていたオニババだが、最後にえらいおぼうさんにたいじされてしまった。

 げんざいもオニババのねむる黒塚(くろつか)というのがのこっており、見物することができる。きょうみのある人は、ぜひとも行ってみよう。


奥州安達原にありし鬼、古歌にもきこゆ。(『画図百鬼夜行』より「黒塚」

<妖怪情報より>
・黒塚という呼び方もあります。古歌(こか)にもきこゆ、と本には書いているので、古い歌の中にも入って いるような妖怪なのではないのでしょうか。(紅葉)


369作

 
 

◆伝説をたずねる◆

 福島県二本松市の観世寺(かんぜじ)というのは、オニババをたいじした祐慶(ゆうけい)というお坊さんがたてたお寺だ。
 ここにはオニババがすんでいた岩屋や、オニババが使っていたほうちょうが残っていたり、物語をえがいたかけじくが見られたりと、なかなかおもしろいところだ。
  また、お寺からちょっと歩くとオニババのおはかである黒塚(くろつか)も見ることができる。妖怪好きなら必見だ。

オニババの岩屋
ものすごいはくりょくだ 。

黒塚(くろつか)
大きな木が1本はえている。

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