いきりょう(生霊)


 
 

 みんなはねむっている間、夢を見たことはあるだろう。でも、その夢、ホントに夢だと思うかい?

 実は、人間の中には、自分のタマシイが体からぬけ出しやすいタイプの人がいる。そういう人は、病気になったり、ねむったりしているときに、口からかってにタマシイがぬけだして、タマシイがウロウロすることがあるんだ。これを、いきりょうと言う。

 とくにいきりょうになってしまうのが、他人をキライになったり、好きになったりした時。「アイツがにくい、アイツがにくい」とか、「好きで好きでしょうがない!」とず〜っと思っていると、自分の知らないうちにタマシイがいきりょうになって、その人の前に行ってしまうのだ。
 このいきりょうは、見た目はふつうの人間だから、他人には気づかれないことも多いらしい。それに、本人はいきりょうになって見たできごとを、夢だと思っている。もしかしたら、自分がいきりょうになっていることをぜんぜん知らないで生活している人もいるということだ。

 むかしから、女の人の方がいきりょうになりやすいと言われている。自分のきもちは、なるべく口に出してスッキリさせた方がいいかもしれないね・・・。


(『画図百鬼夜行』より)

<妖怪情報より>
・出るのは寝るときではない。人が何かによって衝動に狩られる時凄い念の出すその念が知らず知らず形となり、想ってる相手なのに危害を加えたり、守ったりする。 ちなみにほとんどは人の形をしていない。もやっとしたひかりのかたまりである(天使の羽根)
・普通の幽霊とは違い、色がハッキリしています。(紅葉)


翡翠作

 
 

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