かさねがふち(累ヶ淵) |

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累ヶ淵のかいだんは、今の茨城県水海道市をぶたいとした、本当にあったゆうれい事件をもとにした物語である。 ★ ★ ★ むかし、村に累(るい・かさね)というみにくい女がいた。顔もみにくかったが、性格も悪く、だれも相手にしていなかった。 それから20年がすぎた。与右衛門は6回も妻をもらったが、みんなすぐに死んでしまった。ただ、さいごの妻との間に、菊という女の子ができていた。 ところがあるとき、その菊がとつぜんくるってあばれだした。これはどうしたことかと村人が集まってみると、菊は「わたしは累である」と話しだしたのである。 それで事件はおさまったかと思ったが、なぜかまた菊がくるいだした。今度は何事かと祐天が来てみると、菊にとりついていたのは「すけ」という男の子の霊であった。すけは累の兄であり、あまりにみにくい子であったので、こっそりと父にころされたというのである。 つまり、累がみにくく生まれたのも、すべてはこのすけの事件からはじまっていたのである。 村人は、累と同じようにすけの霊もあつくとむらい、事件はかいけつしたのであった・・・。 ★ ★ ★ これは、悪いことには必ずその原因があるという、因縁(いんねん)をえがいたおそろしい話である。キミたちが悪いことをすると、そのむくいがかならずやってくる。キミたちにやってこなくても、キミたちの子供にやってくるかもしれないし、まごにやってくるかもしれない。なんともおそろしいことである。
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