ななひろにょうぼう(七尋女房)


 
 

 ななひろにょうぼうは、鳥取県や島根県に伝わる妖怪である。ナナヒロオンナナナタケオンナなどともいい、また、この地方の人が言うと「ナナフロニョバ」といった言い方になるらしい。

 「ななひろ」というのは、「手を7回広げた長さ」ということである。とすると、だいたい11メートルから12メートルくらいの長さだ。ななひろにょうぼうは、それほど大きな女の妖怪なのである。

 いろいろな言い伝えがあるのだが、夜な夜な決まった場所にあらわれて、「アハハハハ」とうすきみわるく笑っていたという話が多い。また、子どもをさらうだとか、お侍さんがきりつけると正体は石だったなどという話もある。
  「こんばんは」と言うと、「オヨーン」とこたえた、なんていうのもあって、なかなかとらえどころのない、フシギな妖怪なのである。

 
 

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